FX初心者が抑えるべきFXリスクについて

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みなさんはFXについてどのようなイメージを持っていますか?

難しそう、当たれば大きく儲かりそう、失敗すれば多額の借金を作ってしまいそうなどギャンブル的な投資というイメージを持つ方もいると思います。

しかし、FXのリスクについて正しく理解することでリスクを最小限に抑えた取引をすることができるのです。

そこで今回はFX取引を始める前に、初心者の方に抑えて欲しいFXのリスクと対策をご紹介していきます。

FXのリスクを正しく理解することでFXが魅力的な投資商品であることがわかるようになります。

★FXは負債を負わないようにシステムに守られている

FXではトレーダーが損失を出してしまって多額の負債をしないために、マージンコールや強制ロスカット(強制決済)というシステムで資産が守られています。

マージンコールとは、価格変動により損失が膨らみ証拠金が一定の維持率より下回った時に、追加の入金やポジションを決済するかを促すものをいいます。

相場の状況を見て入金して耐えるのか、状況が厳しいと思ったらその場で損切りするか判断が必要になるでしょう。

もっともいけない対応としては、マージンコールが発生したのに何もせず強制ロスカットまで待ってしまうという選択です。

強制ロスカットに掛かってしまうと口座にある資金のほとんどを失ってしまいます。

この強制ロスカット掛かってしまうという状況は、システムにこれ以上損失が増えたら危険だと判断されたということです。

強制ロスカットはトレーダーが負債を作らないための最後の砦ということですね。

FXで利益を出していくためには、トレーダー自身がリスクマネジメントするスキルが必須になります。

まずはFXで起こるリスクがどんなものがあるのか知っておきましょう。

 

 

★FXを始める前に知っておくべき4つのリスクと対策

■為替変動のリスク

  • 1.突発的なニュースによる為替変動のリスク

地震や洪水などの自然災害やテロなどの予期せぬ出来事による為替変動のリスクになります。

例えば、東日本大震災大震災が発生する前にドル円のポジションを持っていたとします。

当時、東日本大震災が発生する前は84円台だったのが震災発生の影響で約10円ほど下落しました。

この時に災害の影響などでPCが壊れてチャートが見れないのにポジション持っているという状況が起きてしまうことも十分考えられる状況です。

また、2015年1月にはスイスフランショックという大きなニュースで超短期で大きな為替変動が起きました。

当時はあまりにも一瞬の出来事だったため、値が飛んでしまい強制ロスカットが間に合わず追証が発生してしまった投資家もいます。

このような状況は頻繁に起こるわけではありませんが、今後も大きなニュースは出て短期的な為替変動は起きるはずです。

これらの事例を踏まえて私達がやっておくべきことは

  1. 注文後は必ず損切り注文を入れておくこと
  2. 十分な証拠金を入れて低いレバレッジでの取引
  3. 追証の発生しない海外口座

これらの対策をしておくのが良いでしょう。

  • 2.予想していた方向と反対方向に動いた場合の為替変動の差損

予想していた方向に対して逆の方向に価格が動いてしまったという時になります。

例えば、ドル円で1ドル100円でエントリーしました。

当初の予想では価格が110円まで上がると考えドル円を買ったのに、実際はそのまま90円まで下がってしまったという状況です。

一時的な下げなのでまた上昇していくと信じて、損切りをせずそのまま価格が下がってしまい強制ロスカットされてしまうということですね。

FXで大きな損失を出して退場してしまう典型的な状況でしょう。

対策としては

・エントリーをしたあとはすぐ損切り注文は入れておくこと

先に許容してもいいリスクを決めることで、一度の取引で再起不能なほどの損失を出すことはまずないでしょう。

エントリーも大切ですが合わせて損切り注文を必ず入れることで何度でも相場にチャレンジすることができます。

■システムのリスク

システム的な要因で発生してまうリスクもあります。

FXはインターネットでの取引がメインであるため、回線の不具合により取引できない状況や取引業者のサーバーなどのシステムダウンにより取引できない可能性もあります。

これらの状況になってしまった場合どのように対処すればいいのでしょうか?

対策としては

  • エントリーしたら損切り注文を入れておく

例えば、回線の不具合やPCが壊れた、サーバーがダウンしてしまったとしても、相場に損切り注文を入れておけばきちんと処理してくれます。

■信用のリスク

信用のリスクとはFX業者の理由により、自分の預けているお金が凍結され出金が出来ない状況ということです。

どのような状況の時に口座凍結が考えられるのでしょうか?

  1. 利用規約違反
  2. 禁止されているトレード方法
  3. FX業者の破綻により口座の凍結

利用規約違反とはFX業者が決めている利用規約になり、FX業者により禁止事項が異なることがあります。

例えば、両建ての禁止やサーバーに負荷をかけるような高速なスキャルピングまたは規定以上の大きな金額の取引を制限している業者もあります。

またFX業者の破綻などで口座を凍結されるケースもあります。

このような状況ではどうしようもないとあきらめてしまうかもしれませんが回避方法があります。

・確定した利益は頻繁に口座から出金していく

例えば、100万でスタートしたとして50万の利益が出たらいったん出金する。

もう一度50万の利益が出たら利益分を出金してしまうということですね。

このようにすれば口座凍結による出金拒否をされたとしても元本割れはしないということです。

信用リスクを回避するためには

・こまめに利益を出金

・利用規約に違反しない

・大手のFX業者を選ぶ

これらのことに注意していればFXの信用リスクについて特に心配することはないでしょう。

■変動性のリスク

変動性のリスクとは価格の変動性のことを指します。

そして価格の変動性のことをFXではボラティリティといいます。

このボラティリティが低い国の通貨で取引をすることは危険ということになります。

例えば、ボラティリティが低い通貨でアフリカランドやトルコリラなどの新興国通貨があります。

この新興国通貨は流動性が低くて流動性のリスクがかなり高いんですが、何かしらの悪いニュースがあった時は損切り注文を入れておいても値が飛んでしまい大きな損失が出てしまうことがあります。

このようなことにならないためにはボラティリティの大きいメジャーな通貨で取引をしましょう。

  1. ドル円
  2. ユーロ円
  3. 豪ドル円
  4. ポンド円
  5. ユーロドル
  6. ポンドドル
  7. 豪ドル米ドル

など取引量の大きい通貨ほど流動性のリスクを受けにくくなるのでFXをする場合はメジャー通貨から選択するのがおすすめです。

 

★まとめ

FXトレーダーがリスクを知り、リスクの対策をすることで致命的なダメージを受けることなく相場に長く向き合うことが可能になります。

    1. エントリー時には必ず損切り注文を入れる
    2. 利益はこまめに出金すること
    3. 流動性の高いメジャーな通貨を選択すること
  • この3つのことを実行することでリスクを極端に低くすることができます。


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